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故善竹彌五郎五十回忌追善 平成26年度「善竹狂言会」

2014年04月17日 (木) 12:12
26善竹狂言会

故善竹彌五郎五十回忌追善「善竹狂言会」

【日時】6月15日(日)午後2時開演(午後1時15分開場)
【会場】大阪能楽会館
【料金】
一般正面指定席5,000円 一般中・脇正面席4,000円
学生席2,000円
【お問い合わせ・お申し込み】
大蔵流狂言善竹会(078)822-3948
ローソンチケット【Lコード  51791】
TEL(0507)084-005

【番組】
「文相撲」  善竹忠重 茂山良暢 善竹隆平

「鐘の音」  善竹十郎 善竹富太郎 善竹隆平

小舞「通圓」 大藏彌太郎

「狸腹鼓」  善竹忠一郎 善竹隆司

大蔵流に於いて、「釣狐」「花子」に並び
極重習曲として扱われる「狸腹鼓」を
善竹家の祖、善竹彌五郎五十回忌の追善として
大蔵宗家本にて上演致します。


《 あらすじ 》
「文相撲」(ふずもう)
  大名は新たに奉公する者を召し抱えようと思い、太郎冠者に連れて来るよう命じます。太郎冠者は街道で、奉公の望みを持つ者と出会い連れ帰ります。早速その者を大名に見参させると様々な一芸を持つ者で、中にも相撲が得意だと言います。そこで大名は相撲の相手になりますが、あっさりと負けてしまいます。悔しい大名は相撲の勝ち方を記した秘伝書を読み、今一勝負しようとしますが…。秘伝書を読みながらの相撲が楽しい狂言です。

「鐘の音」(かねのね)
  主人は子供の元服に際し、黄金造りの刀で差し初めをしようと思い、太郎冠者に黄金の「値」を聞いてくるよう命じます。しかし太郎冠者は鐘の「音」だと思い、鎌倉中の寺々を走り廻り、一番響きと音のよい鐘の音を聞いてきます。喜び勇んで主人に報告すると、待ちかねた主人に散々に叱られてしまいますが…。鎌倉に現存する寺々の鐘の音を、狂言ならではの擬音で表すところが見どころです。

小舞「通圓」(こまい・つうえん)
  宇治橋供養の時、通圓という茶屋坊主が橋のたもとで三百人の大勢を相手に茶を点てますが、ついに茶を点てながら最期を遂げた様子を、舞いと謡いで描きます。夢幻能の要素があり、能「頼政」の趣向を楽しく踏襲しています。
                                            
「狸腹鼓」(たぬきのはらつづみ)
  美しい月にひかれ、狸は尼の姿で名月を眺めています。そこへ偶然出会った猟師は、尼と言葉を交わすうちに狸が化けたのではないかと気づきます。弓矢で射ようとする猟師に尼狸は命乞いをすると、猟師は狸の腹鼓を見せれば命を助けようと答えます。やがて尼狸は正体を現し、狸の腹鼓を打ち猟師と共に楽しくたわむれます。

 この曲は大蔵流では「釣狐」「花子」と並び、極重習曲として扱われます。大藏宗家では「釣狐」の類似曲でありますので長く演じられず、分家大藏八右衛門家で勤められていました。昭和62年に約120年ぶりに大藏彌右衛門虎智により加筆、上演されました。今回は善竹忠一郎が善竹家の祖、故善竹彌五郎五十回忌を追善しシテを勤めます。

【大阪能楽会館周辺MAP】
能楽開館MAP 

 

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